今日も、
晴天也。
今日もパーカーで出社。
そして今、猛反省中で有る。
結構、風が冷たいな…
朝一発目の仕事である、小さい家人を学校迄送る。
中国地方では桜が咲いたそうだが、此処界隈はもう少しの様だ。
ふと校舎を見上げる、半旗だ。
あの日から十年、東日本大震災。
関東から東は、何もかもが一瞬で変わった。
当時無職の自分に何が出来るか分からなかったけど、レジで貰ったお釣りをガンガン募金箱に入れた。
少しでも、何かに変われば良い気がして。
大きい家人から聞いた。
出勤再開した朝、京葉線から外に目を向けると、ディズニーランドホテルのキャストさん達が、電車に笑顔で手を振って居たと。
毎日、毎日、だったそうだ。
あの日あの時、何をしてたか。
色々災難続きで、深川成田山に厄祓いに行った帰り道。
大通りを渡り切った所で、漕いでた自転車が進まなくなり、真横の電信柱がゆさゆさと揺れてた。
周りの建物からは、人々が顔色を変えて飛び出して来る。
揺れが収まって急いで帰宅し、ガラケーを充電しながら、テレビとTwitterに齧り付いて居た。
Twitterでは、我が家から通り一本隔てた地域は、液状化現象してると云う。
夜になって、社用車で帰宅してた親類が、国道で渋滞に嵌ってると連絡が着た。
流石に徒歩は厳しいと自転車に跨って、其方に向かうと地面は泥だらけ、あちこちのマンホールが地面から浮き上がってる。
何とか国道に出ると、すぐに親類と合流。
「お前、何でチャリ!?」
「いや、歩くのは無理。周りは液状化してる」
親類の社用車は軽トラだったので、自転車は積んで貰えたが、泥だらけなのを驚かれた。
そして自宅に向かう道すがら、普段は雄弁な親類が、街を見て言葉を失って居た。
通り一本渡ったら、何事もない周囲に驚いて居た。
大通りの歩道は、ディズニーから離脱した人々の歩く列。
親類が、泊めて貰うのに手ぶらは悪いと云うので、コンビニに寄ったが売り場はすっからかん。
売れ残りのカップ麺を買って帰宅。
大きい家人と親類と、今日の話しをしてて、順番はアタシに。
部屋からそっと、深川成田山の紙袋を持って二人の前に出すと、緊急地震速報よりも大きな笑い声が上がった。
NO、ネタ NO、ライフ
人からそう云われるのは、それよりも前からだが、他の人よりもとんでもない経験をしてしまった気がする。
話は逸れてしまった。
此れから先もまだ、進み続けるだろう。
色んな気持ちを抱えて、進む。
けっぱろう、一緒に。
道も空も、繋がってるし。