ほぼ、
無表情だったと思う。
一直線に狙った席に荷物を置いて、レジカウンターに向かい注文をして、受取カウンターで品物を待つ。
其れを作って居る店員さん「少々お待ち下さい」と声掛けしてくれた。
「はい」と答えると少し表情筋が動いた気がした。
そうそう、此れを伝えなくちゃと「蓋なしで大丈夫です」と話すとやっぱり、表情筋が動いた。
其の後の店員さんとの遣り取りでも、表情筋が動く。
このクリームとソースに蓋をしてしまうのは、無粋だと思う。
先ず混ぜる前に一口戴いてから、少しずつ飲物に混ぜてくのが、アタクシの流儀。
少しの品物なのにトレイを貸して下さって、有難いなぁ。
近頃、職場以外でこんなにも表情筋を動かしたのは、何時だろう。
小さい家人達に話す以外には、思い出せない。
大きい人達は、色々な言葉を知り遣う。
好い事、その逆の事。
思慮深く無ければ相手を傷付けるのは、ごく当たり前。
何時しか此れ、忘れてしまう。
常に良い事なんて中々無いけど、容易に出してしまうと、其方方向に行くから成る可くなら避けたい。
考えて居る内に、時間だけが過ぎてく現状。
様々なモノには魂が宿ると聞いた。
最も身近なのは、言葉な気がする。
『言霊』
っちゅうヤツ。
何時でも美しく、って云い聞かせ。
少しだけ、大丈夫になったかな。