漸く、
晴れる。
今日は暖かいから、外套は止めてパーカーで出勤。
今は軽く反省してるが…
然し、身軽なのは何とも心地が良い。
今時分『あの日から』が続く此処界隈。
今日は、東京大空襲の日。
小学生の頃は江東区民だったので、避けて通る事はまず無い。
学校では、あの日に合わせて全校集会が開かれ、被災者の話を聞く。
仲の良かった用務員さんが登壇した年も有った。
勿論、映画『ガラスのうさぎ』を観た。
幼心に色々と考えた。
祖父母から経験談を聞く、と云う宿題が出た。
其れを、当時も大きかった家人に止められた。
祖母は栃木出身で被災者ではないが、祖父は絶対に話さないと云う。
そして大きい家人は、親戚から聞いたと云う話しを教えてくれた。
普段から寡黙な祖父が、確かに話す事はない内容だった。
「話さない」其れも現実。
因みに祖父は徴兵されなかった。
大きい家人からは深川区(今の江東区)の役所の職員だったと聞いたが、親戚からは郵便局員だったと聞いて居る。
何れも、大事な仕事だから徴兵されなかったのだろうけど、アタシにはどっちなのかが気になって堪らない。
然しながら、祖父母も親戚も彼岸を渡った。
解けない謎程、魅力的なモノはない。
時は経てども、気持ちは忘れてはならない。
有った事も。